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zoom RSS 津川しょうごNews2011年2月20日号

<<   作成日時 : 2011/02/21 23:41   >>

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今、日本人としてできること。
変革の嵐の中で見つめるべきもの〜


 日本がアジア初の近代国家へと変貌を遂げた明治維新は、そのダイナミズムもさることながら、変革が成し遂げられたその期間の短さが奇跡的であるといわれています。しかし、1853年、当時の江戸湾浦賀にペリー提督率いるアメリカ海軍東インド艦隊が来航してから、1867年の大政奉還までに実に14年の年月が流れ、廃藩置県までは更に4年(1871年)、内閣制度の発足までは18年(1885年)が必要であり、歴史的に短期間であることに違いはないものの、やはりそれなりの年月を要していることがわかります。

 一昨年9月の政権交代以降、民主党自身のミスもあり、多くの方から頂いたご期待になかなかお応えできていない点については率直に反省し、お詫び申し上げなければなりません。ただ、大きく舵を切った分野がいくつもあることは事実であり、関連する制度の再構築も含め、5年や10年の時間を要するかもしれませんが、確実に国民の皆さんにその効果を実感して頂くことができると確信しています。

 特に情報公開や地方分権、事業評価制度や長期計画の見直しなど、実質的な効果が上がってくるには数年かかるものの、長年の懸案が解決に向け大きく動き始めていることは間違いありません。もちろん、少子高齢化社会における社会保障制度や社会資本整備の見直しなど、民主党として従来の制度の問題点を指摘してきた一方で、それに代わる新しい制度についての検討が不十分であった未熟さは認めざるをえません。また、喫緊の課題である経済の立て直しについては、資産デフレの克服や個人消費を温める政策など、明確なメッセージ性を持った政策を切れ目なく打っていく必要がありますが、マーケットにそのメッセージが十分に伝わっていないのではないかとも感じています。議論が不十分であった部分は早急に議論を深め、現在打ち出している様々な経済政策については、目的ごとに束ねてメッセージがわかりやすくなるよう工夫してまいります。

 現在私たち民主党が直面しているものは、自民党との対立でもマスコミとの対決でもなく、この国の様々な制度変更の困難さだと思っています。言い換えれば既得権を持った人たちと、どの様に向き合うかということです。そのような問題には配慮せず強引にでも切り捨てなければ変わらないという意見もありますが、私は「変える」という覚悟を持ちながらも、段取りは丁寧に進めた方が結果的に早く事が運ぶと考えています。一部の人間を悪者にして一気に変革を進めようとする手法は、コストは少ないかもしれませんが弊害が大きいと私は思います。様々な制度の変革が不可避な現在にあって、スケープゴートを吊るし上げることで国民の不満や不安を治めようとする手法は、不要な混乱を招き結果的に問題を拡大・深刻化させかねません。制度変更は多くの国民の利害が相反するものですから、痛みを伴うことは避けられません。特に「勝ち組」の保身や既得権とは断固闘う覚悟が無ければ議論すら難しいテーマばかりですが、社会を取り巻く変化から逃れようとするのではなく、正面からオープンの場で議論し、提案のうえ、丁寧に広くご説明をさせて頂きたいと思っています。

 私が担当している国土交通省の政策で言えば、人口が増加から減少に転換する中での道路・ダム・下水道といった社会資本整備や地方鉄道・路線バス・離島航路といった公共交通維持のための政策、異常気象が頻発化する中での河川整備などの防災対策、世界人口増加等に伴う資源枯渇問題に対処するための海洋資源の調査など、従来の政策を継続するだけでは解決しない課題が山積しています。制度の変更で困る人たちを抵抗勢力や敵などとみなすのではなく、同じ日章旗を掲げる日本人として、共通の課題である社会の変化に対応するための制度の変更に向け、前向きな議論を通じて対処していかなければならないと考えています。

 「日章旗を掲げる」と言えば、誤解される方もあるかもしれません。国内外に日章旗に複雑な思いをお持ちのかたがいらっしゃることは承知しています。国家の象徴たる日章旗が、江戸幕府以降の我が国の歴史をも象徴していることは事実ですし、歴史の検証の中で様々なご意見があることは否定しません。大切な議論ではありますが、私はそれらの観点とは別に、改めて誰もが心に日章旗を掲げてみることで、私たちが対処すべき相手は、国内外の個人や組織ではなく、社会の変化に対応した制度見直しの問題であることが、より明確になるのではないかと考えます。国威発揚とかナショナリズムの喚起などという類のものではなく、歴史的観点からこの国のおかれた状況を俯瞰することで、長期的な問題意識を共有していただけるのではないかと考えています。


現場主義の初心忘れず。

 現在、国会における最大の議題は平成23年度予算の成立です。大臣政務官としては、政府予算案を作るまでがかなりの力仕事でしたが、これからは国会の中で予算案を審議して頂くことが仕事になります。在京当番もありなかなか東京から離れられませんが(相変わらず新幹線通勤しているので基本的に夜は静岡に戻りますが…)、予算委員会は基本的に大臣対応になりますので、この間を利用して極力現場を回ろうと思っています。

 今年に入ってからだけで、荒川の高規格堤防(スーパー堤防)、首都圏外郭放水路、狩野川の河川改修箇所、仙台市の汚水処理施設(公共下水・農業集落排水・合併浄化槽)、地元案件でもある東名高速道路のスマートインターチェンジ、第二東名高速道路、大井川の河川改修箇所、大井川鉄道、長島ダム、JR貨物の東京貨物ターミナル、東京港大井埠頭、羽田空港国際貨物ターミナル、八ツ場ダム建設予定地、海上保安庁海洋情報部など、昨年に引き続き全国の現場に赴き、直接自分の目で見ながら現場の生の声を頂いてまいりました。本省の政務官室にいても毎日全国から様々な陳情要望等を頂く中で現場の声も聞かせていただきますが、やはりそれだけでは不十分であり、私自身が直接現場に赴いてお話をうかがって初めて聞かせて頂ける生の声も沢山あると考えております。

 間もなく衆参両院の各委員会での質疑が始まる見通しであり、またなかなか東京を離れられない時期となりますが、これからも可能な限り全国の現場に足を運びたいと思っております。「現場を見に来い」というご要望がありましたら、どうぞ事務所までお知らせください。日程的に可能な限り訪問させていただきますのでよろしくお願いいたします。

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