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zoom RSS 津川しょうごNews2011年10月5日号

<<   作成日時 : 2011/10/06 23:36   >>

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新しい海岸堤防建設へ
〜岩手県が堤防高を公表〜

 今回の3.11大津波は、いたるところで既存の海岸堤防を大きく乗り越え、市街地にも甚大な被害をもたらしました。また、堤防の中には津波のエネルギーに耐えられずに大きく損壊したものもあり、その無残な様子をテレビ報道の映像などでご覧になった方も多いかと思います。

 一方、津波が堤防を乗り越えず市街地に被害が無かった地域もありますし、津波が乗り越えたり堤防が破壊された地域でも、市街地に津波が到達するまで時間を稼いだり、津波のエネルギーを減衰させて市街地の被害を低減さるなど、堤防としての一定の効果があったことも確認されています。

 これらのことを受け、国は今後の津波防災のあり方として、比較的頻繁(数十年〜百数十年)に発生する津波に対しては海岸堤防で対応する一方で、それを超える津波があることも想定し、内陸にある道路や鉄道などの構造物を第二の堤防(二線堤)として整備したり、一刻も早く安全な高台に避難できるよう、避難場所や避難路を確保するなど、複数の対策を組み合わせた「多重防御」による津波防災対策を進めることとしました。つまり、無暗に高い堤防を建設して津波を完全に食い止めようとするのではなく、「減災」の考え方に立ち、逃げることを前提にしてその時間を稼いだりエネルギーを減衰させる構造物を整備するなど、ハードとソフトを組み合わせてより現実的な防災対策を計画的に進めることへと方針を転換させたわけです。

 あまりにも多くの命を失ってしまった今、私たちには、人知を超える自然のエネルギーに対して謙虚である一方で、二度と津波によって人命が失われることがないまちづくりをする覚悟が必要です。技術的・財政的に非現実的な計画であってはならず、逆に実現性に妥協して次の津波が来た時にまたしても多くの命を失うような危険な計画であってもなりません。従来の知見を総動員するとともに、新しい仕組みを作ることも視野に入れながら、それでも一刻も早く復興が進むよう、私たち政府現地対策本部・県・自治体ともに必死になって復興計画の検討を進めているのが、今の現場の状況です。

 そんな中、去る9月26日、新しく再建する海岸堤防の高さについて発表することが出来ました。今回発表されたのは岩手県内24の地域海岸の内、関係機関との調整等が整った10の地域海岸の海岸堤防高です。既に全地域で応急復旧は完了していますが、これらの地域では現在進めている災害査定が終了次第、ただちに新しい海岸堤防の建設に取り掛かり、早期の完成を目指して整備を進めてまいります。残りの14の地域海岸についても今月下旬には発表できるよう検討を急ぐとともに、より複雑で難題の多い市街地等の総合的防災対策についても引き続き検討を急いでまいります。

「ナンバープレートのあり方に関する懇談会」設置します
〜ご当地ナンバー追加などについて検討〜

 平成14年頃、全国各地から自動車のご当地ナンバー新設の要望があり、政府内で検討した結果、全国19地域で新しいナンバーが導入されました。静岡県内では「伊豆」「富士山」が認められ、県の中部や西部でも時々目にすることがあるかと思います。昨今、岩手県の「平泉」などからナンバー追加の強い要望もあり、既に実施したご当地ナンバーの効果等の検証も含め、ナンバープレートのあり方を広く検討するため、国土交通省内で私の主宰で検討会を開催することにしました。

 会議には前回の議論をまとめて頂いた有識者の方々をはじめ、自動車メーカーや販売業界の方、観光の専門家などにメンバーになって頂き、自治体関係者を代表して大村静岡県副知事にもご参加いただくこととなりました。検討内容としてはご当地ナンバーだけではなく、ナンバープレートで表示する情報の種類や活用方法、更にはプレートの形状などについても幅広くご議論いただく予定です。

 以前、自動車のデザイナーの方のご意見として、「折角車体の空力やデザインを工夫してもナンバープレートがしっくりこない事がある」といったものを聞いたことがあります。欧州のプレートの形状が良いというご意見や、漢字の方がクールであるという海外の方のご意見等、様々あるようですので、ベテランドライバーから若いドライバーの方々まで幅広いご意見を頂ければと思います。ご意見を頂く具体的方法やタイミングは今後検討してまいりますので、その際は是非よろしくお願いいたします。

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