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zoom RSS 津川しょうごNews2012年03月05日号

<<   作成日時 : 2012/03/06 23:58   >>

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復興に子どもの視点を
〜被災地の子供たちから意見書〜


 2月25日、被災地の子どもまちづくりクラブのメンバーから、まちづくりに関する意見書を頂きました。当日は、岩手県山田町、陸前高田市、宮城県石巻市から6名の小中学生が上京。復興庁で平野大臣等に直接意見書を手渡したうえで、一時間ほど意見交換をしました。

 子どもたちの意見の中心は、「もっと子どもの意見も聞いてほしい」というもの。例えば、小中学校の校庭に仮設住宅が数多く設置されていますが、そのために子どもたちの運動場が不足していることもあり、「仕方がないと思ったけれど、説明がほしかった」といった意見を頂きました。また、被災地の復興計画策定のプロセスにおいても、子どもが意見を言う機会を確保するよう求められました。彼らは県や市町の復興計画もよく読みこんだ上で、既に自治体にも意見を直接伝えており、その上で、今回は国に対しても協力を求めたものでした。

 私は、昨年の6月から岩手で復興支援を進める中で、被災者の方々の思いを形にする復興を目標としてきましたので、被災者の生の声を大切にしてきました。復興は復旧と違い、新たなまちづくりという側面があります。そのため、国や県の考えを押し付けるのではなく、あくまでもそこに住む地域住民の皆さんの思いを基本として、それを実現するために、自治体・県・国が連携し、技術的・財政的問題を解決していくのが今回の復興のプロセスです。

 しかし現場で色々お話を伺っていると、高台移転一つとっても、同じご家族のなかでも正反対の意見がある等、意見集約の難しさを痛感しています。それでもまちづくりの方向性を早く決定しなければなりませんから、根気よくお話を伺い、なんとか意見を集約し合意形成を図るしかありません。実際に一軒一軒歩いてお話を伺っている自治体職員の皆さんのご苦労には、本当に頭が下がります。

 ただ、そんな中で私が気になったのが、子どもたちはどの様に考えているかということ。当初は子どもたちの心的ストレスも心配でしたから、すぐに聞けるものでもないと思っていましたが、昨年12月、子どもたちでまちづくりを考えるグループが出来たと聞き、私も話し合いの場に参加させていただきました。そのグループのメンバーが、今回東京に来てくれた子どもたちです。

 彼らは、社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンの支援により活動している団体で、小中学生が中心となって自分たちのまちの復興について話し合い、その実現に向けて活動しています。彼らの発想は自由で夢がある半面、奇想天外であったり、あるいは東京のマスコミに毒されている等、なかなか集約が難しそうに感じましたが、近い将来、この町を支える立場になる彼らにとっても、何らかの形で復興に関わることは大変重要であると感じました。彼らの話し合いに参加した際に、「国にも意見を伝えたい」とのことでしたので、今回の平野大臣との面談の機会をセットさせてもらいました。

 当日は子どもたちからも良く質問が出て、大臣からも丁寧に答えて頂きました。ただ、当然もっと多くの子どもたちの意見を聞かせて頂く必要もありますので、今後、岩手などの復興局が中心となって、さらに多くの子どもたちの意見を聴く場を作るべく、自治体や関係団体と作っていきたいと考えています。

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