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zoom RSS 津川しょうごNews2012年3月20日号

<<   作成日時 : 2012/03/22 23:56   >>

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各地で復興の槌音
〜金浜海岸工事着工式(宮古市)〜

 3月8日、岩手県宮古市の金浜海岸で海岸堤防の本格的な復旧工事が始まり、その着工式に出席してきました。宮古湾の最奥部に位置する金浜海岸の堤防は、比較的強度が高いと考えられていたタイプの構造であったにもかかわらず、一部の区間が完全に破壊。これまで応急復旧などでしのいできましたが、今回、他の地区に先駆け本格的な復旧工事に入ることが出来ました。

 今回の震災では、東北地方の太平洋沿岸数百キロが大津波に襲われ、各地で海岸堤防が大破したため、取り敢えずの応急復旧を済ませた後、高潮などに対応するための仮復旧などをするだけでも膨大な作業量となりました。しかし、現場の皆さんを始め関係者の最大限の努力により、予想されていたよりも早く本格的な復旧工事に入ることが出来ました。

 この本復旧工事が完了すると、従来の堤防よりも嵩上げされるとともに、仮に越流することがあっても壊れにくい構造に強化される予定です。もちろん堤防によって全ての津波が止められるわけではありませんから、構造物を過信せず、「必ず避難する」という今回の教訓も合わせて次代に伝えていきたいと思っています。なお、この工事には震災によって発生した災害廃棄物(がれき)も使われています。様々な復旧・復興工事を進めるとともに、災害廃棄物処理も加速させていくつもりです。

官民連携による成長戦略の推進
〜ベトナムでのエコシティ開発協力〜

 先日、国土交通省の公務でベトナムのハノイに行ってきました。
 政権交代以降、日本経済を成長させるため、アジアなどの成長著しい地域の活力を日本に取り込む戦略を政府全体で進めています。国土交通省でも、世界に打って出る民間企業と連携し、日本の強みを海外に戦略的に売り込むことを始めました。例えば、新幹線などはJRや車両メーカーとともに大臣が海外に出向き新幹線システムを丸ごとトップセールスをするなど、以前は出来ていなかった官民連携でのセールスを強化しているところです。

 今回私が行ったベトナムは、一時の急成長は収まったものの未だ高い成長率を維持しており、ハノイやホーチミンなどの都市では、積極的なインフラ整備が進められています。しかし、成長が急であるがために、環境対策などが間に合わず、かつて日本が経験したような公害等の社会問題が発生しつつあります。

 そこで、我々のミッションは、省エネルギーで低炭素な「エコシティ」を郊外に作って都心部と鉄道で結ぶエコシティ開発事業を提案し、日本企業の高い技術力を提供しつつ、日本の都市開発の反省も活かしながら環境に優しい街を作り、同時に彼らの成長力を日本にも取り込もうというものです。

 ベトナムとは商習慣も国の制度も違うため、民間だけで都市開発などの巨大プロジェクトに参画するのはリスクが若干高いといわれています。そのため、国土交通省が前面に出て先方の建設省などと直接交渉することで、これまで韓国や中国などに先行されていたこの分野においても、日本の国際競争力を強化できると考えています。

 今回、私はベトナム建設省のギ副大臣やタオ・ハノイ市人民委員長などと会談し、日越両国で協力してエコシティ開発の調査を進めていくことに関する調印をすることが出来ました。現地滞在時間26時間、一泊三日という限られた時間でしたが、現場も見られましたし、大変有意義な会談が出来たと思っています。まだまだ長い道のりが待っていますが、日本企業にもベトナムにも大きなメリットのある巨大プロジェクトですので、成功に向けて官民一体となって努力をしてまいります。

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