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zoom RSS 津川しょうごNews2012年4月5日号

<<   作成日時 : 2012/04/06 23:57   >>

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次世代ITS実現へ前進
〜国交省内に検討会を設置へ〜

 昨年の震災の前から、私の主宰で高速道路の自動運転に関する勉強会を国土交通省内で開催してきました。これまで、メーカーや有識者の方等のご意見を伺い、実際に研究開発現場を視察するなど調査を重ね、自動運転の効果や現在の技術水準の確認をし、今般、その実現に向けたロードマップなどを取りまとめ、発表しました。

 まず、特定の運営会社がドライバーから一定の区間の運転を請け負うといったシステムを想定し、そのような自動運転のシステムを「オートパイロットシステム(仮称)」と命名。今後、その実現に向けて、事業面・制度面・安全面・社会的受容面等の課題を整理するため、有識者を加えた正式な検討会を省内に設置することとしました。

 また、「路車間・車車間協調型の運転支援」に関する検討・実験を重ね、来年2013年に東京で開催されるITS世界会議において、デモンストレーションを行うとともにオートパイロットシステムの実現時期の公表を目指すこととしています。現段階においては概ね2020年台初頭には実現したいと考えていますが、技術面のみならず法制面の整備等も検討する必要がありますので、この一年でそれらの課題を整理し、来年の会議の場で世界に向けて発信したいと考えています。

 これまでもメーカーなどで自動運転に関する技術研究は進められており、その研究の成果として、先行車との車間や速度等を維持する車両制御技術(ACC)などが開発され、既に市販車にも導入されつつあります。しかし、完全な自動運転となると、更なる技術開発に加え、法律上の整理や社会的に受容されるかどうかといった課題もあり、メーカーだけでは方向性が出せないところまで来ています。一方で、昨今の情報通信インフラの急速な進展もあり、技術的な課題については解決の見通しが立つようになってきており、まさに今こそ官民が一体となって自動運転の実現に向けた方向性を出すべきタイミングとなってきています。

 高速道路におけるオートパイロットシステムの実現は、渋滞の解消や交通事故の抑制、CO2排出削減といったことのみならず、新しい交通文化を生み出すものだと私は考えています。仮にいま、静岡から東北や北陸、関西などへ家族旅行に行こうとすれば、新幹線や飛行機を使う方が多いと思います。お子さんが小さいご家庭などでは車でお出かけになる方もあるでしょうが、運転はそれなりに負担になります。もしオートパイロットが実現できれば、その区間はあたかも鉄道の個室で移動しているように過ごすことが出来るでしょう。安心感のある鉄道の旅にも、自由度の高い自動車の旅にもそれぞれの魅力がありますが、それに加え、オートパイロットが新しい交通の形態を提案できるものだと考えています。

 また、このシステムを日本固有のものにすることは得策ではないとも考えます。オートパイロットシステムを支える基幹的技術はセンサー技術であり、日本が最も得意としている分野の一つです。日本がリードしながら世界を巻き込んでいくことで、日本のものづくり産業の競争力を強化しつつ、世界中の交通事故撲滅に貢献することも可能です。また、個人的には間もなく開通する第二東名などでのモデル的な取り組みなども想定しつつ、今後新しく省内に設置する検討会において、実現に向けた議論を加速させてまいります。
 

ナンバープレートのあり方について
〜有識者の懇談会が中間とりまとめ〜

 3月26日、自動車の「ナンバープレートのあり方に関する懇談会」において、中間とりまとめをして頂きました。この懇談会は、奄美の方々や岩手県平泉町などからのご当地ナンバー新設の要望に対する対応を協議した際、当時の大畠大臣からナンバープレートのあり方についてより幅広い検討するよう指示を頂き、その検討の場として設置したものです。私自身、自動車局担務の政務官として検討をする立場ですが、それだけでなく奄美などの離島振興を担当する国土局も担務しており、また平泉に関しては復興大臣政務官としても担当していますので、色々な立場からこの懇談会に出席してきました。

 懇談会では、ナンバープレートの機能・役割を改めて整理したうえで、表示項目や視認性、形状に至るまで本当に幅広くご議論いただきました。今回の「中間とりまとめ」では、ご当地ナンバーについては前向きに検討することを確認し、あわせて希望ナンバー制についても、特定番号の枯渇を避ける対策が必要と結論付けています。また、それらの対策をとった際にナンバープレートの情報量が増え視認性が低下することが懸念されることや、車体のデザインとの関係からプレートの形状についても見直すことも提案されています。一部のマスコミで横長のナンバープレートの写真が報道されたかと思いますが、あくまでもイメージの案ですので、今後「最終とりまとめ」にむけて更に議論を深めていく予定です。

 また現在、この「中間とりまとめ」についてのパブリックコメントを実施しています。期間は今月の24日までで、電子メール、FAX、または郵送でご意見をお寄せください。詳しくは国土交通省のホームページ、もしくは電子政府の総合窓口(イーガブ)のパブリックコメントのページをご覧ください。自動車ユーザーのみならず、幅広い方々のご意見をお待ちしております。

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